多動力 ~著書を読んで~

1つのことで食っていく。そう考えている人がほとんどであると思います。しかし、時代は確実に変化しています。終身雇用制度も終わり、いつクビになってもおかしくない時代です。年功序列をいいことに、能力もないのに、高い地位を持ち社会の荷物となっている人がとても多いように感じる。

 


インターネットの普及により、全産業のタテの壁がなくなった。だからこそ、まだ未知の世界(ブルーオーシャン)が広がっていると思います。

 


日本人の頭には石の上にも三年という価値観が非常に強く根付いている。我慢することを、美学にしているということです。

 


寿司職人の例があった。情報伝達手段が限られていた時代には、寿司職人がどのようにして酢飯や魚のうまさを最大限引き出す包丁の使い方は職人のみぞ知る専売特許でした。しかし、インターネットの時代ではオープンイノベーションが前提となった。だれかが、新しいものを作ると言ったら、みんなで改良し新しいものを組み合わせ、さらに新しいものを作るというのがオープンイノベーションになった。情報や権利の囲い込みなどとは正反対の考え方です。

 


弟子入りをし、3年間掃除しかしない人と専門学校に入り、1年で技術を習得し店に出て経験を積む。どちらの方がいいかは言うまでもない。時間は有限です。非効率的なやり方では、ただ命を削られるだけではないだろうか。

 


ある程度の型にはまってしまうのではなく、自分で考え、ベターではなくベストを求めていく必要があるのではないだろうか。

f:id:RyoTime:20190527170253j:image